1月26日(土)は行政と病院、助産所の産後ケア事業についての研修を開催しました。定員を超える申込があり非会員の参加も多く84名の参加者がありました。

姫路市保健所では、母親のニーズを把握し、実施機関とのマッチングを行うことや支援後の結果を共有し、時によっては他の支援も検討する場合もあることなど話されました。

毛利助産所からは、産後女性の背景や入所時に痛みと疲れの訴えが多いこと。母親が癒されることが重要で、日常生活に近い場で、細やかなケアを提供することの意義と、今後の課題として妊娠期、出産期の積極的な助産師の関わりが示されました。
姫路赤十字病院では、ハイリスクの母子を対象に産後ケアに取り組む意義や開始までの流れ、周辺地域との契約についても話されました。今後は「医療は広範囲で、育児は生活の場で完結する」ように、母子の包括ケアシステムの構築についても話されました。

さいとう助産院からは、母親の訴えとして多い授乳についての困り事と対処法が話されました。漠然とした不安を抱える女性も多く、寄り添うことの重要性や見直すべき助産師の対応について話されました。

事例も交えた実践的な講義内容とシンポジウムでの意見交換もあり、受講後のアンケートから見ても満足度の高い研修会となりました。